第6回日本レコード大賞 1964年(昭和39年)12月26日
主催:公益社団法人 日本作曲家協会第18回東京オリンピックが開催された昭和39年。日本レコード大賞は、青山和子が歌った「愛と死をみつめて」が受賞しました。
この年の4月にTBSテレビが放送した、大空真弓、山本学出演の純愛ドラマ「愛と死をみつめて」は大反響をまき起こし、青山和子の歌う主題歌は、ドラマチックな曲想と今までと違った純愛路線が評価され、最終審査43票中25票で大賞を獲得しました。
新人賞では、都はるみ、西郷輝彦と、大型新人がデビューを飾りました。この時代に続々とデビューしたアイドル青春スターのなかで、橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦の三人が最前線に飛び出し、いわゆる「御三家時代」を作っていきますが、この三人が、いずれも日本レコード大賞から巣立ち、その後の歌謡界で大きな活躍を遂げたことは、周知の通りです。
日本レコード大賞
曲名:「愛と死をみつめて」 歌唱:青山和子
作曲・編曲:土田啓四郎 作詩:大矢弘子
(日本コロムビア)
作曲賞
- 宮川泰
曲名:「ウナセラディ東京」 歌唱:ザ・ピーナッツ
作詩:岩谷時子 編曲:東海林修
作詩賞
- 岩谷時子
曲名:「ウナセラディ東京」 歌唱:ザ・ピーナッツ
作曲:宮川泰 編曲:東海林修
曲名:「夜明けのうた」 歌唱:岸洋子
作曲・編曲:いずみたく
編曲賞
- 寺岡真三
曲名:「お座敷小唄」 歌唱:松平直樹/松尾和子/和田弘とマヒナ・スターズ
作詩:不詳 作曲/原曲:陸奥明
歌唱賞
- 曲名:「夜明けのうた」 歌唱:岸洋子
作曲・編曲:いずみたく 作詩:岩谷時子
新人賞
- 曲名:「君だけを」 歌唱:西郷輝彦
作曲・編曲:北原じゅん 作詩:水島哲
曲名:「17才のこの胸に」 歌唱:西郷輝彦
作曲・編曲:北原じゅん 作詩:水島哲 - 曲名:「アンコ椿は恋の花」 歌唱:都はるみ
作曲・編曲:市川昭介 作詩:星野哲郎
企画賞
- キングレコード(株)「なつかしの浅草オペラ」
童謡賞
- 曲名:「ワンツースリーゴー」 歌唱:音羽ゆりかご会
作曲・編曲:海沼実 作詩:高野博明/丘灯至夫
特別賞
- 曲名:「東京五輪音頭」 歌唱:三波春夫
作曲:古賀政男 作詩:宮田陸 編曲:福島正二