第8回日本レコード大賞 1966年(昭和41年)12月24日
主催:公益社団法人 日本作曲家協会昭和35年新人賞、昭和37年レコード大賞と、めざましい躍進ぶりをみせた橋幸夫はこの年「霧氷」で再び大賞を獲得しました。
宮川哲夫(作詩)、利根一郎(作曲)のコンビが、橋幸夫の持つお洒落なセンスを生かした曲を創り上げ、一ノ瀬義孝の編曲も「霧氷」のヒットに大きく貢献しました。この頃から、作曲と編曲の仕事が完全に分離し、編曲者の位置が大きく上がってきたと言えるでしょう。
テレビでは、各局ともベストテン番組の花盛り。独自のランク付けで競いました。その影響もあって、ヒット曲のサイクルが短くなり、いわゆる「大賞レース」という言葉が生まれました。橋幸夫も、この年は「雨の中のふたり」がロングヒット中だったのですが、10月になって急に「霧氷」に切り換えての大賞受賞となりました。
日本レコード大賞
曲名:「霧氷」 歌唱:橋幸夫
作曲:利根一郎 作詩:宮川哲夫 編曲:一ノ瀬義孝
(日本ビクター)
作曲賞
- 浜口庫之助
曲名:「星のフラメンコ」 歌唱:西郷輝彦
作詩:浜口庫之助 編曲:小杉仁三
曲名:「バラが咲いた」 歌唱:マイク真木
作詩:浜口庫之助 編曲:小杉仁三
作詩賞
- 岩谷時子
曲名:「逢いたくて逢いたくて」 歌唱:園まり
作曲:宮川泰 編曲:森岡賢一郎
曲名:「君といつまでも」 歌唱:加山雄三
作曲:弾厚作 編曲:森岡賢一郎
編曲賞
- 森岡賢一郎
曲名:「君といつまでも」 歌唱:加山雄三
作詩:岩谷時子 作曲:弾厚作
曲名:「逢いたくて逢いたくて」 歌唱:園まり
作詩:岩谷時子 作曲:宮川泰
歌唱賞
- 曲名:「絶唱」 歌唱:舟木一夫
作曲・編曲:市川昭介 作詩:西条八十
新人賞
- 曲名:「空に星があるように」 歌唱:荒木一郎
作詩・作曲:荒木一郎 編曲:海老原啓一郎 - 曲名:「赤い風船」 歌唱:加藤登紀子
作詩:水木かおる 作曲・編曲:小林亜星
企画賞
- 東芝音楽工業(株)
曲名:「にほんのうた」 歌手:デュークエイセス
作詩:永六輔 作曲:いずみたく
童謡賞
- 曲名:「おばけのQ太郎」 歌唱:石川進
作曲・編曲:広瀬健次郎 作詩:ムービー企画
特別賞
- 加山雄三