第20回日本レコード大賞 1978年(昭和53年)12月31日
主催:公益社団法人 日本作曲家協会第20回を迎えた昭和53年、日本レコード大賞に輝いた曲は「UFO」。歌はピンク・レディー。昭和53年は、ピンク・レディーに明け、ピンク・レディーに暮れたといっても決して過言ではないでしょう。
1976年「ペッパー警部」でデビューし、新人賞を獲得後、「渚のシンドバット」「UFO」と出す曲すべてがヒットチャート1位となる勢い。子供たちの圧倒的な支持を受けたピンク・レディーは、大きなブームを巻き起こしました。
この年から、レコード大賞の制度が変わり、11月の部門賞発表の時に、金賞10曲が選ばれ、そのなかから12月31日に「最優秀歌唱賞」と「レコード大賞」が決定、発表されることになりました。
尚、この年「日本レコード大賞20周年記念顕彰」が特別に発表され、歌手、作詩家、作曲家、プレーヤーの4部門、計17名が表彰された他、「古賀政男記念賞」が新設されました。
日本レコード大賞
曲名:「UFO」 歌唱:ピンク・レディー
作曲・編曲:都倉俊一 作詩:阿久悠
(ビクター音楽産業)
最優秀歌唱賞
曲名:「LOVE(抱きしめたい)」 歌唱:沢田研二
作曲:大野克夫 作詩:阿久悠 編曲:船村基紀
最優秀新人賞
曲名:「かもめが翔んだ日」 歌唱:渡辺真知子
作曲:渡辺真知子 作詩:伊藤あきら 編曲:船山基紀
中山晋平賞(作曲賞)
- 筒美京平
「飛んでイスタンブール」「東京ららばい」の作曲
西条八十賞(作詩賞)
- 中島みゆき
「この空を飛べたら」「しあわせ芝居」の作詩
編曲賞
- 前田憲男
「Mr.サマータイム」の編曲
金賞
- 曲名:「かもめはかもめ」 歌唱:研ナオコ
作曲・作詩:中島みゆき 編曲:若草恵
(キャニオン) - 曲名:「グッド・ラック Good Luck」 歌唱:野口五郎
作曲:筒美京平 作詩:山川啓介 編曲:高田弘
(ポリドール) - 曲名:「しあわせ芝居」 歌唱:桜田淳子
作曲・作詩:中島みゆき 編曲:船山基紀
(ビクター音産) - 曲名:「シンデレラ・ハネムーン」 歌唱:岩崎宏美
作曲・編曲:筒美京平 作詩:阿久悠
(ビクター音産) - 曲名:「たそがれマイ・ラブ」 歌唱:大橋純子
作曲・編曲:筒美京平 作詩:阿久悠
(日本フォノグラム) - 曲名:「故郷へ...」 歌唱:八代亜紀
作曲:野崎真一 作詩:池田充男 編曲:竹村次郎
(テイチク) - 曲名:「ブルースカイ ブルー」 歌唱:西城秀樹
作曲・編曲:馬飼野康二 作詩:阿久悠
(RVC) - 曲名:「プレイバック Part2」 歌唱:山口百恵
作曲:宇崎竜童 作詩:阿木耀子 編曲:萩田光雄
(CBS・ソニー) - 曲名:「UFO」 歌唱:ピンク・レディー
作曲・編曲:都倉俊一 作詩:阿久悠
(ビクター音産) - 曲名:「LOVE(抱きしめたい)」 歌唱:沢田研二
作曲:大野克夫 作詩:阿久悠 編曲:船山基紀
(ポリドール)
新人賞
- 曲名:「失恋記念日」 歌唱:石野真子
作曲・編曲:穂口雄右 作詩:阿久悠 - 曲名:「青葉城恋唄」 歌唱:さとう宗幸
作曲:さとう宗幸 作詩:星間船一 編曲:石川鷹彦 - 曲名:「Deep」 歌唱:渋谷哲平
作曲・編曲:都倉俊一 作詩:松本隆 - 曲名:「東京ららばい」 歌唱:中原理恵
作曲・編曲:筒美京平 作詩:松本隆 - [銃爪/世良公則&ツイスト...受賞辞退]
企画賞
- ビクター音楽産業(株) 「海外シリーズ旅情四部作」 平尾昌晃・畑中葉子
- キングレコード(株) 「寺内タケシ日本民謡大百科」
- 日本コロムビア(株) 「宇宙戦艦ヤマト三部作」
特別賞
- 淡谷のり子
- 藤田まさと
- テイチク(株)
古賀政男記念賞
- 森進一
- 五木ひろし
- [美空ひばり...受賞辞退]
日本レコード大賞20周年記念顕彰
- アイ・ジョージ
- 菅原洋一
- 伊東ゆかり
- 松尾和子
- 村田英雄
- ボニー・ジャックス
- 三橋美智也
- 吉田正
- 石本美由紀
- 吉川静夫
- 菊池章子
- 田端義夫
- 栗原進(ドラムス)
- 岩田喜代造(ピアノ)
- 高珠恵(ヴァイオリン)
- 角田孝(ギター)
- 上野政雄(アルトサックス)