第27回日本レコード大賞 1985年(昭和60年)12月31日
主催:公益社団法人 日本作曲家協会年間を通じて、中森明菜ブームが巻き起こった昭和60年。大賞曲は「ミ・アモーレ」。ピンク・レディーの「UFO」から、久しぶりのアイドル歌手による大賞受賞となりました。この年から会場を日本武道館に移し、一段と大きなスケールとなり、声援・応援が激しいステージとなりました。
最優秀歌唱賞は石川さゆり。「波止場しぐれ」を歌って、演歌がんばれ!の拍手に応えました。また、2年目を迎えた「アルバム大賞」に選ばれたのは、井上陽水の「9.5カラット」。大晦日のステージには、仲の良い安全地帯が応援にかけつけ、井上陽水と玉置浩二との音の共演が実現し、注目されました。井上陽水は、作曲賞と合わせてのダブル受賞でした。
日本レコード大賞
曲名:「ミ・アモーレ」 歌唱:中森明菜
作曲・編曲:松岡直也 作詩:康珍化
(ワーナー・パイオニア)
アルバム大賞
「9.5カラット」 歌唱:井上陽水
(フォーライフ)
最優秀スター賞
曲名:「ジュリアに傷心」など チェッカーズ
作曲・編曲:芹沢廣明 作詩:売野雅勇
最優秀歌唱賞
曲名:「波止場しぐれ」 歌唱:石川さゆり
作曲:岡千秋 作詩:吉岡治 編曲:斎藤恒夫
最優秀新人賞
曲名:「C」 歌唱:中山美穂
作曲:筒美京平 作詩:松本隆 編曲:萩田光雄
作曲賞
- 井上陽水
曲名:「いっそセレナーデ」「飾りじゃないのよ涙は」
作詩賞
- 阿久悠
曲名:「夏ざかりほの字組」
編曲賞
- 船山基紀
曲名:「Romanticが止まらない」
金賞
- 曲名:「男船」 歌唱:神野美伽
作曲:市川昭介 作詩:やしろよう 編曲:池多孝春
(RVC) - 曲名:「そして...めぐり逢い」 歌唱:五木ひろし
作曲:中村泰士 作詩:荒木とよひさ 編曲:池多孝春
(徳間ジャパン) - 曲名:「タッチ」 歌唱:岩崎良美
作曲・編曲:芹澤廣明 作詩:康珍化
(キャニオン) - 曲名:「デビュー」 歌唱:河合奈保子
作曲:林哲司 作詩:売野雅勇 編曲:鷺巣詩郎
(コロムビア) - 曲名:「PASSION」 歌唱:早見優
作曲・作詩:中原めいこ 編曲:新川博
(トーラス) - 曲名:「望郷じょんから」 歌唱:細川たかし
作曲:浜圭介 作詩:里村龍一 編曲:桜庭伸幸
(コロムビア) - 曲名:「ミ・アモーレ」 歌唱:中森明菜
作曲・編曲:松岡直也 作詩:康珍化
(ワーナー・パイオニア) - 曲名:「悲しみにさよなら」 歌唱:安全地帯
作曲:玉置浩二 作詩:松井五郎 編曲:安全地帯
(キティ) - 曲名:「ジュリアに傷心」 歌唱:チェッカーズ
作曲・編曲:芹沢廣明 作詩:売野雅勇
(キャニオン) - 曲名:「Romanticが止まらない」 歌唱:C-C-B
作曲:筒美京平 作詩:松本隆 編曲:船山基紀
(ポリドール)
優秀アルバム賞
- 「回帰線」 歌唱:尾崎豊
(CBS・ソニー) - 「KAMAKURA」 歌唱:サザンオールスターズ
(ビクター) - 「9.5カラット」 歌唱:井上陽水
(フォーライフ) - 「THUNDER IN THE EAST」 歌唱:ラウドネス
(コロムビア) - 「10番目のミュー」 歌唱:尾崎亜美
(キャニオン) - 「D404ME」 歌唱:中森明菜
(ワーナー・パイオニア) - 「Today's Girls」 歌唱:小泉今日子
(ビクター) - 「TRAUMATIC 極東探偵団」 歌唱:高中正義
(東芝EMI) - 「NO SIDE」 歌唱:松任谷由実
(東芝EMI) - 「毎日!!チェッカーズ」 歌唱:チェッカーズ
(キャニオン)
新人賞
- 曲名:「Temptation」 歌唱:本田美奈子
作曲:筒美京平 作詩:松本隆 編曲:大谷和夫 - 曲名:「恋におちて -Fall in love-」 歌唱:小林明子
作曲:小林明子 作詩:湯川れいこ 編曲:萩田光雄 - 曲名:「C」 歌唱:中山美穂
作曲:筒美京平 作詩:松本隆 編曲:萩田光雄 - 曲名:「雨のハイスクール」 歌唱:芳本美代子
作曲:財津和夫 作詩:松本隆 編曲:大村雅朗 - 曲名:「さよならと言われて」 歌唱:松本典子
作曲:呉田軽穂 作詩:銀色夏生 編曲:松任谷正隆
企画賞
- (株)徳間ジャパン/キャッツタウンレコード/吉幾三「俺ら東京さ行くだ」
- ビクター音楽産業(株)/制作スタッフ 組曲「夢千代日記」
- ワーナー・パイオニア(株)/柳ジョージ/制作スタッフ「GOOD TIMES」
功労賞
- 二葉あき子
- 近江俊郎
特別賞
- (株)CBS・ソニーグループ
- 小林明子