会報No.217
令和6年度 定期総会を開催!
公益社団法人日本作曲家協会は、令和6年度定期総会を6月17(月)午後2時から、JASRAC「けやきホール」で開催。上程議案の中で第3号議案である定款変更を除き、いずれも原案通り承認可決しました。
この日はまず、田尾事務局長がこの1年間の物故会員7名の名を読み上げ、出席者全員で黙祷を捧げました。
続いて、田尾事務局長から総会の成立条件である出席状況(会員総数448名、本日出席者73名、委任状並びに書面議決権提出者254名、計327名)の説明があり「定款第17条」の規定による「総正会員数の過半数(※224名)を超える正会員」の出席が確認され、総会が成立した旨、宣せられました。
そして「定款第22条」に基づき徳久会長が議長席につき、岡副会長、水森理事長、藤田監事、久保田監事、当協会の法律顧問・会計顧問もそれぞれ所定の席につき、徳久会長の挨拶で総会は始まりました。
次いで「定款第18条」による議事録署名人を、徳久議長と若草常務理事、望月理事の三氏を選任しました。
その後、議長の開会宣言の後、水森理事長が第1号議案「令和5年度事業報告」を行い、田尾事務局長が「令和5年度収支決算報告」を行いました。そして藤田監事より監査報告があり、場内の拍手をもって本議案は可決・承認されました。
引き続き、第2号議案「令和6年度事業計画案」では、水森理事長より今年度の「日本レコード大賞」「日本作曲家協会音楽祭・2024」「ソングコンテスト」等の計画について説明が行われました。また田尾事務局長より「令和6年度収支予算案」が説明されました。その上で、第2号議案の採決が行われ、全員の拍手によって原案通り可決・承認されました。
なお第3号議案は入会に際し、正会員は定款第5条1項で「理事会の承認」とされていますが、賛助会員及び名誉会員は、第4条2項、3項で「社員総会において承認」とされていることを、すべて「理事会の承認」に統一する議案でありました。
会員からの質問ご意見や、顧問弁護士も参加しての議論で、反対決議とはしないが来年度総会での議案に順延し、もう少し検討を重ねることになりました。
終盤は、入会後50年以上となる2名の永年会員、そして1名の功労賞を表彰することを発表し、また15名の新入会者のうち総会に出席された4名の新入会員の名前を読み上げ紹介し、それぞれ記念撮影を行いました。
以上をもって、議案の審議・報告事項もすべて終了し、閉会となりました。
懇親会風景
総会後けやきホール内の「リブレ」にて懇親会が催された。大谷明裕常務理事の司会進行のもと開かれた懇親会は、各席・各テーブルで音楽談義や情報交換などに花が咲き、各会員が旧交を温め合った。そして、前会長でもあった弦哲也JASRAC会長からも祝辞を頂戴した。また、この日の総会に出席した4名の新人会員の各氏が挨拶を行い、それぞれの音楽への熱い想いを力強く語り、会員同士の絆がより一段と深まる集いの場となった。
功労賞を受賞して
山本 寛之
この度令和6年度定期総会にて、永年に亘り作曲・編曲、そしてFM放送でのMC等で、大衆歌謡文化の発展に寄与したとのことで功労賞を頂きました。心よりお礼申し上げます。私が38才の時、恩師の曽根幸明先生、藤田まさと先生の後押しで、東京での作品発表を始め、第1回目の作品発表の時、当時10才だった息子へのエールとして、"のふうぞ"な奴だ(生意気な奴だ)と言われても、男は立ち向かって行け、という意味で「野風増(のふうぞ)」を発表、6年後に河島英五君をはじめ一年で10組の人たちが、我が息子へと歌ってくれました。毎年東京での作品発表で、43年間で400曲以上を発表することが出来ました。
これからも会員の皆様と、心に残る歌作品を創って行きたいと思っています。
今後共、どうぞよろしくお願い致します。
永年会員表彰者の皆さん
在会50年以上入会年次順 敬称略
- 西村 正彦
- 森田 公一
初めて総会に参加して
「先生方の笑顔に感謝」 江口隆法
この度、新入会員として初めて総会に出席させて頂きました。総会を通じて、壇上にいらっしゃる理事の先生方はじめ、すべての協会会員の皆様の音楽に対する情熱と、たゆまぬ努力によって協会が運営されていることを実感致しました。総会のあとの懇親会では、何人かの先生方ともお話しさせて頂きましたが、どの先生方も笑顔が素敵で気さくにお話ししてくださり、温かく迎え入れてくださいましたことにこの場をお借りして感謝申し上げます。微力ではございますが、作曲・音楽活動を通じて作曲家協会の発展はもとより、音楽文化の発展に寄与すべく努力してまいりますので、協会諸先輩の皆様、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
「時代の変化に対応」 京太朗
協会に入会し、初めて総会に出席させて頂きました。
この歳で入会するとは思いませんでしたが、出会いがきっかけで入会してみて本当に良かったと思っています。
懇親会では第一線でご活躍している先生方のお話も聞けて時代の変化に対応して行く先生方の考え方に感銘を受けました。
これからの曲作りはプロデュースと演歌歌謡の必要性も視野に入れながら楽しめるオリジナル曲の提供に改めて、尽力して行きたいと思います。
「温故知新、脈々と流れる歴史を感じて」 三原康嗣
私の音楽歴は10代の頃より神戸のキャバレーにてBassを弾いてお金を頂く事から始まり、東京に拠点を移しプロベーシストとしてやって来ました。そして現在は山梨県山中湖村にて作曲編曲及びプロデュース等を手掛けています。今迄色々な音楽を聴き、最近私は「演歌や歌謡曲は日本が世界に誇る事が出来るワールドミュージック。」だと感じています。今でも心の琴線に触れる名曲は数多くあります。日本で脈々と続く(公社)日本作曲家協会のこの度の総会にて現在御活躍中の重鎮の諸先生方とお話出来たことは、自分にとって非常に刺激となり更に精進しようと思いました。有難うございます。
「貴重な時間を過ごしました」 やまもとせいげん
この度、総会に出席する機会を頂きました。
入会した直後で何もわからない状況で出席したので事業内容についての説明はただ聴いているだけでしたが、日本作曲家協会は芸能界に多大な貢献をしてきた組織であるということは理解できました。
総会終了後の懇親会では私の入会を承認して頂いた役員の先生方にご挨拶して感謝の気持ちを伝えることができて安堵しました。
役員の先生方及び出席した会員の方々と、音楽制作に関することから他愛のない雑談までお話することができてとても貴重な時間を過ごすことができました。
音楽に関わることができて感謝する気持ちを忘れずに作曲活動を行いたいと思いました。
「日本作曲家協会音楽祭・2024」開催要項
各賞受賞・出演歌手決定!
令和6年10月7日(月)北区北とぴあ・さくらホールにおいて開催される「日本作曲家協会音楽祭・2024」の受賞・出演歌手が、音楽祭委員会が委嘱した外部選考委員の協議により下記のとおり決定しました。
日本作曲家協会音楽祭・特別選奨
前川 清(テイチクエンタテインメント)
長山洋子(ビクターエンタテインメント)
日本作曲家協会音楽祭・3賞
- ベストカラオケ賞
松原健之「金沢望郷歌2024」(テイチクエンタテインメント) - ベストパフォーマンス賞
藤井香愛「純情レボリューション」(徳間ジャパンコミュニケーションズ) - ロングヒット賞
澤田知可子「会いたい」(ユニバーサルミュージック)
日本作曲家協会音楽祭・奨励賞(50音順)
梅谷心愛(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
城 南海(テイチクエンタテインメント)
寺本圭佑(ユニバーサルミュージック)
原田波人(日本クラウン)
ソングコンテストグランプリ表彰・発表
走 裕介(日本コロムビア)
第2回 オリソンマーケット&セミナー
令和6年2月29日(木)13:00よりJASRACけやきホールに於いて第2回オリソンマーケット&セミナーが開催され、選ばれた15作品を生バンドにて披露し、各社ディレクターからアドバイス等を頂きました。
詳細は、イベント・セミナーページをご覧ください。
日本作曲家協会~能登半島震災義援金 報告
2024年3月24日(日)、金沢市の北國新聞社赤羽ホールにて石川県歌謡文化協会主催:日本作曲家協会協力「能登半島地震チャリティー歌謡コンサート~能登への祈り~」が開催されました。
詳細は、イベント・セミナーページをご覧ください。