会報No.213
令和5年度 定期総会を開催!
公益社団法人日本作曲家協会は、令和5年度定期総会を5月15日(月)午後2時から、JASRAC「けやきホール」で開催。上程議案をいずれも原案通り承認可決しました。
この日はまず、田尾将実事務局長がこの1年間の物故会員13名の名前を読み上げ、また当協会の功労者で日本レコード大賞の審査委員長も務められた小西 良太郎氏が急逝された旨を伝え、出席者全員で黙祷を捧げました。
続いて、田尾事務局長から総会の成立条件である出席状況(※会員総数463名、当日出席者88名、委任状出席者239名、書面審議決議権の行使による出席者15名、計322名)の説明があり、「定款第17条」の規定による「総正会員数の過半数(※232名)を超える正会員」の出席が確認され、総会が成立したことが宣せられました。
そして「定款第22条」に基づき弦 哲也会長が議長席につき、徳久広司理事長、桧原さとし監事、藤田たかし監事、当協会の法律顧問・会計顧問もそれぞれ所定の席につき、弦会長の挨拶で総会は始まりました。
次いで「定款第18条」による議事署名人として弦議長のほか、大谷明裕理事、南郷達也理事を選任しました。
その後、弦議長の開会宣言ののち、徳久理事長が第1号議案「令和4年度事業報告」を行い、田尾事務局長が「令和4年度収支決算報告」を行いました。そして桧原監事より監査報告があり、本議案は承認されました。
引き続き、第2号議案「令和5年度事業計画案」では、徳久理事長より今年度の「第65回日本レコード大賞」「日本作曲家協会音楽祭・2023」「ソングコンテストグランプリ・2023」「セミナー(※オリジナル作品発表会を含む)」「研修旅行会」「会報の発行」「デジタル委員会の活動」の計画について説明が行われました。その後、田尾事務局長より「令和5年度収支予算案」が説明され、原案通り承認可決されました。
そして、第3号議案「令和5年度役員選任の件」について、去る4月4日に開票された役員選挙の結果が報告され、上位14名が理事に推薦されました。同時に、2名の幹事候補と1名の幹事補候補も推薦されました。その折、本議案の承認の前に理事推薦選挙に関して会員より質問があり、質疑応答が行われました。その上で、本年度の理事推薦選挙投票の結果による14名の候補者(※氏名は、全会員に郵送済み)と理事会推薦による3名の候補者(※聖川 湧氏、杉本 眞人氏、南郷 達也氏の各現理事)の理事就任と監事候補者、監事補候補者(※氏名は、全会員に郵送済み)の就任が承認されました。その後、桧原さとし新理事、山田ゆうすけ新理事、久保田衛新監事が挨拶を行いました。
その後「定款第20条第2項」の規定により、総会で承認された理事による会長・理事長の選任のために別室で臨時理事会を開催し協議が行われ、新会長に徳久広司理事、新理事長に水森英夫理事、新副会長に岡 千秋理事が決定した旨の発表がありました。また、弦会長が今期をもって会長職を勇退されることも発表され、徳久新会長より弦前会長に感謝の花束が贈呈されました。そして、弦前会長が当協会と当協会員へさらなる飛躍への願いを込めた挨拶をされ、全員がその言葉に真剣に耳を傾けました。続いて、徳久新会長、岡新副会長、水森新理事長が就任への挨拶を行い、その任務に強い意志を示しました。
最後に、功労賞と永年会員の表彰、感謝状の授与、新入会員の紹介が行われ、それぞれ記念撮影を行いました。
以上をもって、議案の審議・報告事項もつつがなく終了し閉会となりました。
なお本年度は、JASRAC1階の「リブレ」にて、総会後に懇親会が設けられました。大谷明裕理事の司会進行のもと開かれた懇親会は、各席・各テーブルで音楽談話に花が咲き、各会員が旧交を温め合いました。また、この日の総会に出席した新入会員の各氏が挨拶を行い、それぞれ音楽への熱い思いを力強く語りました。コロナ禍の間、総会後の懇親会を自粛していたものの、本年は3年ぶりに開催でき、会員同士の絆がより一段と深まる集いの場となりました。
功労賞を受賞して
小林 房継(永年会員表彰も併せて受賞)
日本の原風景である農山村で生を授かり、公務職へ進むも、音楽の世界へのいざないが背中を押し、いつしかその道を歩き続け、作詩作曲に没頭すること八十路の半ばを過ぎました。一早く音楽事務所を立ち上げ、早51年。多くの音楽愛好家に支えられながら、ふるさとから魂を込めて発信する作曲活動がまさかの功労賞・永年会員表彰に浴するとは驚愕の思いであります。今後ともご評価をいただいた作曲家協会への感謝を忘れず、より多くの人々に魂の曲がお届けできるように精進することをお誓いし、御礼のご挨拶といたします。
花野 こうじ
この度、日本作曲家協会より栄えある功労賞をいただきました。大変嬉しく、感謝申し上げます。歌手専攻でレッスンを受け、その中で作詩・作曲もしていた頃、服部良一先生に、君は作曲家になりなさいと何度か言っていただき、心を決めて前進。利根一郎先生推薦で作曲家協会に入会しました。先生方の作品は私にとって教科書・参考書です。それを教える事は私も勉強になります。私も作曲家ですが、良い流行歌を広めたい一心で今日まで来ました。私自身も良い作品を作って行こうと改めて思います。協会の全ての先生方に御礼申し上げます。
永年会員表彰を受けて
小西 悠史
この度50年顕彰を賜り有り難う御座いました。昭和41年日芸の作曲科を卒業後に吉田矢健治先生の一門でお世話になり昭和47年キングレコードの専属作曲家として契約致しました。私の父は51才で早逝致しましたが、ビクターレコードの専属で鶴田浩二さん他沢山のアーティストを育てました。親子二代で協会にお世話になり感謝申し上げます。これからも音楽を通じて楽しく過ごして行きたいと存じます。作曲家協会の益々の発展をお祈り申し上げます。
初めて総会に参加して
「音楽を愛し、想いを表現し、分かち合っていきたい」野口 桂子
この度、初めて総会に出席させて頂きました。幼いころから慣れ親しんだ歌謡曲の数々を作曲されたり編曲されたりしてこられた錚々たる先生方にお会いし、懇親会ではお話もさせて頂き、感激もひとしおでございました。今後も音楽を愛し、想いを表現し、分かち合っていきたいと決意を新たにいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
「大切な一日に」萩谷 房子
初めてJASRACけやきホールへ、そして総会に出席させて頂きました。総会では、協会で行われている事業の大きな流れを知ることができました。脈々と先人の先生方から受け継がれしっかりと支えられているのだと実感致しました。また、音楽界を代表する先生方の思いはとても熱く、温かく、私の心に大きな夢や勇気を与えてくださりました。弦先生のお言葉の中に「いつまでも夢追い人であってほしい」と。改めて、皆さんの心に届く音楽作品を作れるよう精進したいです。
就任の挨拶
新会長 徳久 広司
「会長就任にあたって」
この度の役員改選に於いて新しく会長に推挙されお引き受けすることになりました。責任の重さに身が引きしまる思いです。引き受けた以上は協会の発展と会員の皆様の為に全力をつくしてまいります。
音楽業界は今変革の時を迎えて私達の想像もしなかった方向へと進んでいます。
レコード、CDの時代からダウンロード、配信・ユーチューブ等の新しいツールにより音楽自体がより身近になった分、我々作家の権利が脅かされ、このままでは死活問題にもなりかねません。
そんな時期だからこそ嘆くことなく新しい試みに挑戦します。その一つが協会65周年の記念事業としての「全国歌謡選手権大会」です。その中から将来有望な新人の発掘を目的に開催することに期待して下さい。
又、協会内でも各委員会の充実を図り、それぞれの活動を解り易くお知らせ出来るよう心掛けてまいります。
会員の皆様一人一人が自由に発言出来るよう、そんな風通しの良い環境作りを目指すことをお約束します。
その為にも会員の皆様の協力が大切です。どうぞ宜しくお願い致します。
最後に歴代会長の名を汚さぬよう協会運営に全力を注いでまいります。
新副会長 岡 千秋
この度は日本作曲家協会 副会長という大役を仰せつかり、大変恐縮いたしております。微力な私ではありますが、少しでも会長・理事長のお役に立てればと思い、お引き受けする事に致しました。
会員の皆様にとってもより良い協会であります様、力を尽くす所存でありますので、ご理解ご協力のほど、宜しくお願い致します。
新理事長 水森 英夫
この度、当協会の理事長を仰せつかり、身の引き締まる思いです。全力で任務に励む所存でございます。よろしくお願い申し上げます。
さて、作曲家協会は65年の歴史を誇る団体です。我々の大先輩が残した数々の作品が、多くの人達を慰め、励ましてきたのは、御承知の通りです。デジタル化が進み、音楽業界も、大きく変化をしています。しかし、歌は心で作り、心に伝えていくものです。それは今も昔も変わらないと信じています。
大衆の琴線に触れるメロディーを、作り続けようではありませんか。
新役員紹介
「ソングコンテストグランプリ・2023」作詩部門結果発表
令和5年3月24日(金)当協会会議室において日本作詩家協会理事14名と日本作曲家協会ソングコン テスト委員会の合同により作詩部門の選考会が行われ、下記の2作品が最優秀作詩賞に決定しました。
この2作品を課題詩として、4月20日(木)より作曲部門の募集が作曲家協会会員はもとより広く一般か らも開始されています。
なお、作曲家協会員は1課題詩につき1曲 合計2曲まで選考料は無料です。
最優秀作詩賞
「愛染(あいぞめ)のれん」 作詩・羽場新一郎
「ふうふ」 作詩・保岡直樹
「日本作曲家協会音楽祭・2023」開催要項
各賞受賞・出演歌手決定!
令和5年10月10日(火)北区北とぴあ・さくらホールにおいて開催される「日本作曲家協会音楽祭・2023」の受賞・出演歌手が、音楽祭委員会が委嘱した外部選考委員の協議により下記のとおり決定しました。
日本作曲家協会音楽祭・特別選奨
細川たかし(日本コロムビア)
石川さゆり(テイチクエンタテインメント)
日本作曲家協会音楽祭・3賞
- ベストカラオケ賞
竹島 宏「サンタマリアの鐘」(テイチクエンタテインメント) - ベストパフォーマンス賞
辰巳ゆうと「心機一転」(ビクターエンタテインメント) - ロングヒット賞
秋川雅史 「千の風になって」(テイチクエンタテインメント)
日本作曲家協会音楽祭・奨励賞(50音順)
池田輝郎(キングレコード)
二見颯一(日本クラウン)
美貴じゅん子(テイチクエンタテインメント)
望月琉叶(日本コロムビア)
ソングコンテストグランプリ表彰・発表
中村美律子(キングレコード)
なお、今年度は当協会65周年記念事業「全国歌謡選手権大会」各部門チャンピオンの出演歌唱を予定しています。