会報No.209
令和4年度 定期総会を開催!

公益社団法人・日本作曲家協会は、令和4年度定期総会を5月16日(月)午後2時半から、JASRAC「けやきホール」で開催。上程議案をいずれも原案通り承認可決しました。
この日はまず、田尾将実事務局長がこの1年間の物故会員10名の名を読み上げ、出席者全員で黙祷を捧げました。
続いて、田尾事務局長から総会の成立条件である出席状況(会員総数466名、本日出席者51名、委任状並びに書面議決権提出者268名、計319名)の説明があり「定款第17条」の規定による「総正会員数の過半数(※233名)を超える正会員」の出席が確認され、総会が成立した旨、宣せられました。
そして「定款第22条」に基づき弦 哲也会長が議長席につき、徳久広司理事長、桧原さとし監事、藤田たかし監事、当協会の法律顧問・会計顧問もそれぞれ所定の席につき、弦会長が「先のJASRAC会長選・理事選では作曲家協会会員の皆さまに応援していただきありがとうございました」という旨の挨拶をされ総会は始まりました。


なお本年度の総会では、第1号議案・第2号議案の承認の前に、出席した会員諸氏より建設的な質問や意見が多く出され、それぞれの質問に各理事・監事が協会の見解を回答し、その上で両議案が可決された。
終盤は、入会後50年以上となる21名を永年会員として表彰することを発表し、最後に2名の新入会員の名前を読み上げ紹介した。
以上をもって、議案の審議・報告事項もすべて終了し、閉会となった。






永年会員表彰を受けて
加藤 てるを
この度は、賞状と記念品ありがとうございました。
子供の頃から音楽が好きで、歌謡曲、タンゴ、セミクラシックを良く聞いていました。
日本大学芸術学部写真学科に入学した頃から街の舞台で歌謡曲の伴奏のバイトをしていました(アコーディオン120ベース)。そんなある日、大村能章先生の事務所に行く機会があり、音楽の世界の事をいろいろ教えて戴きました。その後大学卒業と同時に、東映東京撮影所に宣伝部スチールカメラマンとして入社、最初の作品は松方弘樹のデビュー作品"十七才の逆襲 暴力をぶっ潰せ"でした。さて音楽は独学でしたが楽譜はOKでしたので、編曲(打込み)も手がけるようになりました。当時東映のスター"水木襄"のレコーディングで、竹村次郎先生と知り合い日本作曲家協会を紹介され協会に入りました。その後ソノシートが流行し、アサヒソノラマ、東宝ソノラマ、コダマプレス等の会社が出来、縁あってコダマプレスの仕事をする様になり楽しく忙しい日々を過していました。自宅に下宿していた"古都清乃"もその一人でした。
鶴岡 雅義
素敵な賞をいただき、本当にありがとうございました。
若いころ、作曲家になることを夢みていた。
1960年「トリオ ロス カバジェロス」を結成。
デビュー曲として「二人の世界」を作曲。トリオで歌う。後に石原裕次郎が歌いヒット。映画にもなる。
古賀政男先生が推薦者となり、作曲家協会の正会員となる。
1965年、自作の曲を発表できる場として東京ロマンチカを結成し「小樽のひとよ」でデビュー。フジTV「夜のヒットスタジオ」に5年間レギュラー。前田武彦さんに「アップに耐える顔」と命名される。
「君は心の妻だから」を発表したとき、芸能ニュースで「これは古賀メロディーの真似である。彼らはすぐ消えて行くだろう」と書かれ、古賀政男先生に報告、古賀先生は「これは古賀メロディーの真似じゃない、鶴岡メロディーだよ」と批評してくれた。
「小樽のひとよ」の次をどうするか、の打ち合わせで、次は古賀メロディー風で行こうと決定。
「君は心の妻だから」を作曲した。
永年会員表彰者の皆さん(在会50年以上入会年次順 敬称略)
小林蔵雄 宮城八郎 天井 正 竹村次郎 弾 厚作 千葉 毅 チャーリィ脇野 鶴岡雅義 村松覚治 中島安敏 水上 一 安藤実親 甲斐靖文 加藤てるを 頃安 清 島津弘一 関野幾生 高瀬晴彦 花 礼二 双葉あきら 山口順一郎
「ソングコンテストグランプリ・2022」作詩部門結果発表
令和4年3月25日(金)日本音楽著作権協会(JASRAC)6階会議室において日本作詩家協会理事16名と日本作曲家協会ソングコンテスト委員会の合同により作詩部門の選考会が行われ、下記の2作品が最優秀作詩賞に決定しました。
この2作品を課題詩として、4月20日(水)より作曲部門の募集が作曲家協会会員はもとより広く一般からも開始されている。締切りは6月21日(火)必着。
なお、作曲家協会員は1課題詩につき1曲 合計2曲まで選考料は無料。
最優秀作詩賞
「人生ごよみ」 作詩・ごとう 順
「睡蓮」 作詩・結木 瞳
「日本作曲家協会音楽祭・2022」開催要項
各賞受賞・出演歌手決定!
令和4年10月3日(月)北区北とぴあ・さくらホールにおいて開催される「日本作曲家協会音楽祭・2022」の受賞・出演歌手が、音楽祭委員会が委嘱した外部選考委員の協議により下記のとおり決定しました。
日本作曲家協会音楽祭・特別選奨
美川憲一(日本クラウン)
川中美幸(テイチクエンタテインメント)
日本作曲家協会音楽祭・3賞
- ベストカラオケ賞
三山ひろし 「谺―こだま―」(日本クラウン) - ベストパフォーマンス賞
東京力車 「ニビイロトーキョー~チャンチキおけさ~」(テイチクエンタテインメント) - ロングヒット賞
高橋洋子 「残酷な天使のテーゼ」(キングレコード)
日本作曲家協会音楽祭・奨励賞(50音順)
一条貫太(日本クラウン)
門松みゆき(日本コロムビア)
こおり健太(徳間ジャパン)
ソングコンテストグランプリ表彰・発表
山本譲二(テイチクエンタテインメント)
会費の免除について!
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、令和4年度(2022)の会費を3か月分(9,000円)免除することになりました。銀行自動引き落としの会員は、10月6日に3か月分の引き落としとなります。JASRACより天引きされている会員は、9月25日分配分から9,000円減額されます。
現金支払い(振込含む)の会員は、今後の3か月分を免除いたします。該当月が不明の方は、個別に事務局にご連絡下さい。
TEL 03-3585-4970