公益社団法人 日本作曲家協会(Jacompa)

ソングコンテストグランプリ
ソングコンテストグランプリ

ソングコンテストグランプリ・2024

作曲部門

【作曲部門】結果発表

グランプリ曲及び準グランプリ曲が決定しました!
グランプリ

西尾 澄気(協会員)

課題詩「男が母を想う時」
作詩:佐藤 勝美(ソングコンテストグランプリ・2024最優秀作詩賞)

この度は、大変光栄な賞をいただき感激で胸がいっぱいです。

作曲を始めて数十年、先行きが見えずに戸惑う時期もありましたが、諦めずに続けてきて良かったとつくづく感じています。

「男が母を想う時」の詩は母の優しさと母への切ない想いが表現されていて、詩全体からあふれ出す感情や映像的な場面をメロディーからも感じていただけるように心がけて作曲しました。この詩を読むたびに大切に育ててくれた母のことを思い出します。

走 裕介さんにこの曲を歌っていただけること、そしてたくさんの方々に聴いていただけることをとても幸せに思います。

これからも皆様に支えていただきながら、作曲活動に励んで参りたいと思っています。本当にありがとうございました。

準グランプリ

藤 とおる(協会員)

課題詩孤狼ウルフよ走れ」
作詩:広瀬 ゆたか(ソングコンテストグランプリ・2024最優秀作詩賞)

この度は、素晴らしい賞をいただき、驚きと喜びで大変感激しています。

第一報のお電話を頂いたときは夢か現実か一瞬混沌といたしました。

広瀬ゆたか先生の書かれた「孤狼ウルフよ走れ」。素晴らしい作品の言葉に導かれるように一気にメロディが出てきました。

そういった意味で、受賞は詩から多大な力を頂いたものだと感じています。

レコーディングに立ち会わせていただいた際、編曲の石倉先生をはじめ、多くのミュージシャン、レコーディングエンジニアの方、作詩家協会・作曲家協会の理事の先生方、スタッフの皆様、そして走 裕介さん。

こんなに沢山の方に見守られながら楽曲が作られてゆくこと、またそこに参加させていただけたこと、本当に幸せで胸がいっぱいです。このような経験をさせて頂いたことに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

「男が母を想う時」   左から 西尾澄気、走 裕介、佐藤勝美、石倉重信

「<ruby><rb>孤狼</rb><rp>(</rp><rt>ウルフ</rt><rp>)</rp></ruby>よ走れ」   左から 藤 とおる、走 裕介、広瀬ゆたか、石倉重信

6月27日、28日の両日、作曲部門の選考会が行われました。

応募作品374曲(「男が母を想う時」184曲、「孤狼ウルフよ走れ」190曲)の中から一次選考が行われた後、当協会と日本コロムビア、走 裕介所属事務所との厳正な選考の結果、上記2作品が最優秀作曲賞に選ばれました。

 

レコーディング終了後、日本コロムビアにおける編成会議の結果『男が母を想う時』がグランプリとしてメイン曲に決定しました。尚、このCDは9月25日、走 裕介の新曲として日本コロムビアより発売となります。

 

グランプリ曲は10月7日、東京都北区の北とぴあ・さくらホールにおいておこなわれる「日本作曲家協会音楽祭・2024」で発表・歌唱されます。

 

なお、優秀作曲賞は下記のとおり決定しました。

優秀作曲賞
課題詩「男が母を想う時」
岸田 妙子   (協会員)
村田 誠一   (協会員)

舞 洋一(一般からの応募)

課題詩孤狼ウルフよ走れ」
大村 友希   (協会員)
みちあゆむ   (協会員)

永田 政文(一般からの応募)

ソングコンテスト選考にあたって

コロムビアレコード ディレクター 田中亮平

 この度は「ソングコンテストグランプリ・2024」へたくさんの詩曲をご応募いただき誠にありがとうございました。日本作詩家協会・日本作曲家協会の両団体の先生方と一緒に皆様から提供いただいた作品を厳正かつ非常に楽しんで拝見・拝聴いたしました。詩の世界観やフレーズ、曲のメロディや展開一つ一つから皆様の目や耳を通した「走 裕介」の姿を垣間見れた気がします。

 グランプリ・準グランプリに選出した「男が母を想う時」「孤狼ウルフよ走れ」はタイトル・詩の中に男の不器用さと繊細さがうまく表現されており、曲にも五線譜からふっと歌が聞こえてくるような独自かつ端正な佇まいがありました。今「走 裕介」に歌唱させたい楽曲だと強く感じました。演歌・歌謡曲の制作においては新鮮さと安心感が常に付きまとうと思います。目新しい表現などをいかに安心して聴けるものに落とし込むか。模範的な解は過去のヒット曲が示してくれていますが、絶対的な正解がない問いかけだと思っています。今後とも皆様の創作が日本の音楽に新たな解答を届けてくださることを切に望んでおります。

選考にあたって寸評

東京新聞 安藤篤人

 応募者が課題詩をどう受け止め、解釈して曲に落とし込んだのか。審査の基準軸をそこに置いた。

 「男が母を想う時」は、孝行できなかった母への懺悔の気持ちを表している。懺悔にこだわって暗いだけの曲調では耳にも心にも響かないという難しさがあったと思う。

 「孤狼よ走れ」は、親不孝になるかもしれない将来に向かって進む姿を描いている。孤狼を「ウルフ」と読ませたこともあって、疾走感をどう表現できるかがカギだった。

 奇をてらわず、素直に仕上げた作品が意外に少なかった一方で、どの応募作品にも、作者がもがきながら歌詩と向き合った痕跡が見受けられたのはよかった。

夕刊フジ 中本裕己

 文字には魂が宿る。網走からやってきた愛弟子から「網」というクビキを解き、「走」らせた船村徹師の想いを次代に紡ぐ2曲が誕生した。力作ぞろいの楽譜の中には、『男が母を想う時』の詩情から、つい河島英五が聞こえてきたり、『孤狼ウルフよ走れ』の駆ける語感に「あしたのジョー」を重ね合わせたりする応募者も少なくなかった。だが、審査員の意見が一致したのは、いずれでもない。選ばれた曲からは、「時代おくれ」ではない、明日に向けた灯りがほの明るく見えた。「ジョー」のように決して燃え尽きはしない、不屈の闘志が軽やかに滲んでいた。艶のあるスケール感で歌いあげる走裕介にふさわしい。それにしても、膨大な候補曲を聴き続ける審査でこれほど脳が糖分を欲するとは。歌詩を眺めながら菓子が手放せなかった。

日本経済新聞社 吉田俊宏

 本コンテストが「曲先」であれば、別の応募作が入選していたかもしれない。その意味で才能を感じさせる作品はほかにもあった。しかしながら課題詩があり、歌い手もあらかじめ決まっている本コンテストでは、詩の世界観、歌手の個性を踏まえて作曲する必要がある。詩が物理的に長ければ、緩急をつけるなど、曲の構成も考慮しなければならない。ところがそのあたりをクリアした応募作は決して多くはなかった。あえて詩のムードや歌手のイメージとは異なる曲を付けて斬新さや意外性を狙った応募者もいたのかもしれないが、残念ながら選考委員にその意図は伝わらなかった。豪華なアレンジを施した凝りに凝った曲、部分的に良いメロディーを持っている曲もあったが、必ずしもそうした作品が入選したわけではない。課題詩の言葉や世界観を無理なく、的確に表現した作品に軍配が上がった。

選考会風景

左から 中本裕己、安藤篤人、吉田俊宏の各氏

【作曲部門】募集要項 (※作曲部門の募集は終了しました。)

課題詩に曲を付けるコンテストです。どなたでも応募できます!

10月7日(月)、北区「北とぴあ・さくらホール」において行われる「日本作曲家協会音楽祭・2024」(テレビ放映あり)内で発表される作品を募集します。グランプリ作品はCD発売を予定しています。課題詩は下記2編に決定しました。

課題詩

  • 「男が母を想う時」 作詩・佐藤勝美
  • 孤狼ウルフよ走れ」 作詩・広瀬ゆたか

※作詩部門結果発表の詳細につきましては、日本作詩家協会のホームページをご覧ください。

募集内容
  • プロ・アマチュア問わずご応募いただけます。
  • 応募作品数に制限はありませんので、何作でもご応募いただけます。
  • 応募締め切りは2024年6月21日(金)必着とします。

応募要項、および課題詩をご希望の方は、返信用封筒(84円切手貼付、住所・宛名を明記)を同封の上、下記宛先までご送付ください。

〒106-0032 東京都港区六本木3丁目4-7
公益社団法人 日本作曲家協会 ソングコンテスト係
(作品募集期間が4月19日(金)~2024年6月21日(金)までとなりますので、なるべく早くお申し込みください。)

問い合わせ先

公益社団法人 日本作曲家協会 ソングコンテスト係
〒106-0032 東京都港区六本木3-4-7
TEL 03-3585-4970 FAX 03-3585-7694
E-MAIL info@jacompa.or.jp URL https://www.jacompa.or.jp


作詩部門

【作詩部門】結果発表

最優秀作詩賞 2編が決定!

3月27日(水)12時より当協会会議室において作詩部門選考会を行いました。
作詩家協会理事14名に加え、当協会より岡委員長と大谷副委員長が選考にあたりました。

応募総数1189編、応募者数642名の中から下記の2作品が最優秀作詩賞に決定しました。

最優秀作詩賞

「男が母を想う時」 作詩・佐藤勝美

孤狼 ウルフ よ走れ」 作詩・広瀬ゆたか

この2編を課題詩として、4月19日(金)より作曲部門の募集を開始いたします。締め切りは6月21日(金)になります。

※作詩部門結果発表の詳細につきましては、日本作詩家協会のホームページをご覧ください。

【作詩部門】募集要項 (※作詩部門の募集は終了しました。)

募集期間

2024年1月15日(月)~3月15日(金)必着

日本コロムビア 田中亮平ディレクターからのメッセージ

楽曲制作における詩の発注というのは、歌い手の声やキャラクター、そして表現力をもって如何に楽曲や歌手自身を聴衆に届けていくかというプロデュース的な作業になります。整った言葉、強いメッセージ、豊かな世界観が必ずしも全ての歌い手にマッチするとは限りません。どのような感情や場面を切り取れば、走裕介の素朴で実直な歌声を通した時に聴衆の心を震わせることができるのか。この機会に皆様なりの「走裕介」をプロデュースしていただけませんか。たくさんのご応募心よりお待ち申し上げております。

募集内容
  • 未発表のオリジナル作品限定
    (ご自身がお作りになり、歌詩として発表されていないもの)
  • 何編でも応募可能
  • プロ、アマ問わず

審査料

1編につき2,000円

審査料 振込口座

三菱UFJ銀行 六本木支店 普通 0950920
口座名義 公益社団法人日本作曲家協会

応募規定

作品審査料振込票の写し(コピー)を同封のうえご郵送ください
※FAXやメール(データ)での応募は受け付けておりません

【用紙サイズ】

B4判の原稿用紙またはB4判用紙(257×364ミリ)

【書き方】
  • 手書き、ワープロ(パソコン)どちらでも可
  • 縦書き、横書き どちらでも可
  • 1編が2枚以上になる場合は右肩をとじる

【オモテ面】

タイトルのみを記入

【ウラ面】

①~⑨を記入

① 実名
② 実名フリガナ
③ 筆名(ない場合は不要)
④ 筆名フリガナ(ない場合は不要)
⑤ 郵便番号
⑥ 住所
⑦ 電話番号(固定または携帯電話)
⑧ 年齢(任意)
⑨ 職業を記入(任意)

【オモテ面】

【ウラ面】   縦書き・横書きどちらでも可

送付先

〒106-0032
東京都港区六本木3-4-7
公益社団法人 日本作曲家協会 ソングコンテスト係

発表

日本作曲家協会・日本作詩家協会および担当ディレクターが審査し、2024年4月上旬(予定) 両協会ホームページにて発表

注意事項
  • 作品、審査料共に期限内までにお送りください
    期限後の送付、送金は審査対象外となります
  • 応募作品の返却、交換(訂正)、審査料の返金はいたしません
  • 作品到着確認のお問い合わせはご遠慮ください
    ※応募受付完了時に発行いたします作品受領書(はがき)の到着をお待ちいただくか、発送時に到着の確認ができる郵送や宅配サービスをご利用ください

よくあるお問い合わせ
  • 作品を複数応募する場合
    →作品の一括発送および審査料の一括振込可
  • 審査料振込票の写しについて
    →振込人名、日付、金額がわかるものであれば可
    ※ネットバンキングをご利用の方はスクリーンショットをプリントしていただいたものでも結構です

問い合わせ先

公益社団法人 日本作曲家協会 ソングコンテスト係
〒106-0032 東京都港区六本木3-4-7
TEL 03-3585-4970 FAX 03-3585-7694
E-MAIL info@jacompa.or.jp URL http://www.jacompa.or.jp


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