公益社団法人 日本作曲家協会(Jacompa)

会員名簿
会員名簿

弦 哲也(ゲンテツヤ)

弦 哲也
専門 作曲・演奏・ボーカル
楽器名 ギター
活動地域 東京都&全国
所属団体

公益社団法人日本作曲家協会
日本レコード大賞(TBS)制定委員長
一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)会長

作品紹介

「ふたり酒」川中美幸(1980)
「人生かくれんぼ」五木ひろし(1981)第23回日本レコード大賞・金賞
「天城越え」石川さゆり(1986)第28回日本レコード大賞・金賞
「北の旅人」石原裕次郎(1987)
「裏窓」美空ひばり(1988)
「千年の古都」都はるみ(1990)
「小樽運河」(1990)
「鳥取砂丘」水森かおり(2003)

1999年12月、第41回日本レコード大賞吉田正賞を受賞。

プロフィール

「歌手の夢を追いかけるのも男のロマンだよな。でももう一つの道、作曲家という選択肢もあるぜ。こんな俺でさえも最近歌づくりをしてるんだ。」と言って私のギターを弾きがなら唄って聞かせてくれた。♪風、風、風よ吹くな・・・。

私はいつの間にか涙をポロポロ流していた。昭和40年代も終わろうとしていた頃のこと。その人こそが北島三郎さんであった。

私は昭和40年「田村進二」の芸名で歌手デビューしたものの何をやっても結果を出せない時代が長く続いていた。そんな私を「俺と一緒に旅しないか。」といって声をかけてくれたのが北島さんだった。その旅先で聞いた歌がやがて私を作曲家への道標になって現在に至っている。“人生とは出逢い”縁が総てという事を知り今でも私の座右の銘にしている。

その頃、私はNHK「あなたのメロディー」の裏方でアマチュアの創った沢山の作品を粗選審査の仕事を手伝っていた。そのスタッフから将棋界の内藤国雄九段に歌を作ってみないか?との声が掛かった。今まで溜まっていた歌づくりの情熱を一気にぶつけて作曲したのが「おゆき」だった。それが幸運にも大ヒット。その喜びは天にも登る程だった。その喜びを倍にしたのが、それまで生活苦のため生まれたばかりの息子を両親に預け育ててもらっていた。その息子を引き取り親子三人の生活を始めることができた事だった。その後は作曲家としての道と歌手としての道、二つの道を歩んだ時代もあった。歌手の夢を諦めきれなかったことも事実だが、作曲家として胡座をかいているより売れなくても旅ができる歌手の道を歩けるだけ歩いてみようと思った。それは出逢い、縁が欲しかったからだったと今でも思う。

作曲家協会へ入会したきっかけは先輩三木たかしさんからの推めだった。三木さんは何と偶然にも私の出身中学の先輩だった。常に私には人として作曲家としてアドバイスの声をかけて頂いた恩人の一人だ。「縁」歌手との出逢い、プロデューサーとの出逢いから様々な作品を世に提供できたことはあの日あの時の北島三郎さんとの縁があってこそ。

作曲家協会は来年は65周年。偉大な大先輩が築き上げてきた伝統を守り、会員の皆様のために何が出来るかの企画提案をし、充実した協会運営に力を注ぎたいものと思っております。

私と同じ様に作曲家として夢の花を開かせようとしている方々に進言したいのは決して諦めない事、夢を見続ける事、出逢いを求めて旅をする事。日本人の心の歌づくりを絶やさないために。

お問合せ 日本作曲家協会
03-3585-4970(電話)
03-3585-7694(FAX)
info@jacompa.or.jp
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